VisualStudioを立ち上げずC#の開発を行う【C#】

概要

C#をコンパイルする場合、VisualStudioを立ち上げプロジェクトを作成する方法が一般的である。しかし、簡単なテストプログラムの場合、VisualStudioでプロジェクトを作成せずソース作成コンパイル/実行する方法もある。これはテキストエディタでソースを作成しコマンドラインでコンパイル/実行する方法で、Unix環境のccでa.outを作成する方法のC#版と考えればわかりやすい。

ギャラリー

コマンドプロンプトを起動

コマンドプロンプト

コンパイル

コンパイル後

実行結果

コマンドラインでコンパイル実行

Windows環境でC#を開発する場合、通常はVisualStudioを立ち上げ、プロジェクトを作成します。 大きなプロジェクトの場合やソースコード規模が大きい場合はこの方法が一般的ですし、当然こちらの方が開発が効率的です。

ただ、簡単なテストプログラムや一度しか使わない超シンプルなツールを作成する場合、 わざわざVisualStudioを立ち上げプロジェクトを作成するが微妙な場合もあります。

たとえば、コンソールアプリケーションで「hello World」的なプログラムの作成/テストを行うような場合です。

ソースコードのステップ数が数十ステップぐらいまでなら、VisualStudioを使わずチャチャっと済ませたい・・・と思うことは多々あると思います。

まあ、人生何度も「hello World」を作ることはまれですが、手っ取り早くstringクラスの振る舞いを確認したい時などは テキストエディタでC#のソースを作成し、コマンドラインでコンパイルし実行する方が断然便利です。

無論小さなプログラムでも、効率よくデバッグを行う場合はVisualStudioを使用する方が有効かもしれません。

前提条件

当然ですが、C#の開発環境がインストールされている必要があります。 最近のWindowsの中に標準でC#のコマンドライン用のコンパイラが入っていますが、 ここではVisualStudioがインストールされていることを前提とします。

作成するソースは比較的シンプルな構成である場合に限ります。

STEP1 テキストエディタでソースを作成

任意のテキストエディタでソースを作成します。 ただしテキストエディタの場合は、VisualStudioのインテリセンス(自動補完システム)が使えません。

多数のクラスを使用する場合や複雑な構成の場合は、インテリセンス使ってコーディングを進める方が断然効率的です。

このような場合は、すなおにVisualStudioを立ち上げる開発する方が良いでしょう。

ではどのような場合に、エディタでソースを作成しコマンドラインでコンパイルする方が効率的かと言うと、 たとえば以下のようなシンプルな場合に限ります

この例は極端すぎましたかね。

STEP2 コンパイル用コマンドプロンプト起動

以下の方法でコンパイル用のコマンドプロンプトを起動します。

VisualStudio2017の場合は、「スタートメニュー」→「Visual Studio 2017(フォルダアイコンの方)」をクリックし、 フォルダが展開された中から「Developer Command Prompt for VS 2017」をクリック

コマンドプロンプトを起動

上記により、以下の画面が表示されます

コマンドプロンプト

STEP3 コマンドプロンプトでコンパイル

カレントディレクトリが「C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community」になっているので 目的のディレクトリに移動します。

その後、コマンドプロンプトで、「csc ファイル名」でコンパイルします。

この例では、text.csで保存しているので、「csc text.cs」と入力します。

コンパイル

エラーがなければ「test.exe」が作成されます。

コンパイル後

STEP4 コマンドプロンプトで実行

コマンドプロンプトで、「exeファイル名」で実行します。

この例では、text.exeでexeファイルが作成されているので、「text.exe」と入力します。

「test.exe」が実行され、コンパイルに「Hello World!」が表示されます。

実行結果




 作成:2018/06/27 9:07:21  (作成
 更新:2018/06/27 20:45:13  (更新