hFEの分類方法の検討

概要

hFEの分類方法を検討した

トランジスタを大量に購入した場合、hFEの値で分類する場合が多いと思う。

まあおいらの場合は、大量と言っても秋月の10個入り袋を数セット程度なので、さほど多いわけではないが・・・。

昔は特にhFEに関して意識することや拘ることもなくそのまま使用していたのだが、トランジスタの保管量が多くなると一つの袋にまとめていれておくのもどうかと思うようにりなった。

格安のデジタルマルチメーター(例えばDT-830シリーズ、秋月ではDT-830Bで販売されている)でもhFEが測れるので、気た向いた時にhFEを分類していた。

ただDT-830Bでは、トランジスタソケット(ICソケットを流用しているのかな?)にトランジスタを差し込む時ほんの少し(気持ちだけ)足を曲げる必要があり、ほんのちょっとだけめんどくさい。

また、秋月で「トランジスタチェッカ DCA55」を衝動買いした経緯もあった。まあDCA55は、ソケットではなくICクリップでトランジスタの足を挟む必要があり、コレはコレでめんどうであるが。

で・・・、

これまでは、10区切りで分類していた。たとえば、150~159/160~169/170~179・・・という具合である。

10区切りでも特に不便を感じることは無いし、事実上問題もない。が、ちょっと前から「hFEの低いものと高いものを10区切りで分類するのもどうか」という気持ちも湧いてきていた。

たとえば、2SC1815のOランクと2SC1815のBLランクの分類である。2SC1815のOランクは、hFEが70~140である。これに対してSC1815のBLのhFEは、350~700である。

仮にhFEの基準値を80とした場合、hFEが70の物は誤差12.5%である。同様に基準値を700として690の物は-1.4%である。

おいらが言いたいのは「hFEを10区切りで分類した場合、hFEの低いものと高いものでは、誤差の範囲が異なる」ということである。

もう少し具体的に言うと、一般的なE24系列で100Ωの抵抗は誤差5%である。同じ1KΩも誤差5%である。47Ωも5%だし、1MΩも5%である。(もちろん1Ω以下の値の低い物や1Mを超える値の高い物を除く)

つまり、ある値で物を分類する場合、その値の高い/低いに関係なく誤差の範囲で分類すべきだと。

参考まで表を作成してみた。

 

10区切りで分類した場合

Oランク
70~140
Yランク
100~240
GRランク
200~360
BLランク
350~700
50        
60        
70      
80      
90      
100    
110    
120    
130    
140    
150      
160      
170      
180      
190      
200    
210    
220    
230    
240    
250      
260      
270      
280      
290      
300      
310      
320      
330      
340      
350    
360    
370      
380      
390      
400      
410      
420      
430      
440      
450      
460      
470      
480      
490      
500      
510      
520      
530      
540      
550      
560      
570      
580      
590      
600      
610      
620      
630      
640      
650      
660      
670      
680      
690      
700      
710        
720        

2sc1815-Oの範囲は8つに分類できる。これは誤差が多いため、相対的に分類数が低くなるためである。逆に2SC1815-BLでは36に分類される。

 

E96区切りで分類した場合

そこで、抵抗等で使用されているE系列で分類することを考えた。ただ一般的なE24系列では、粒度が荒すぎるのでE96系列としてみる。

上記同様表を作成してみると。

Oランク
70~140
Yランク
100~240
GRランク
200~360
BLランク
350~700
68.1        
69.8        
71.5      
73.2      
75      
76.8      
78.7      
80.6      
82.5      
84.5      
86.6      
88.7      
90.9      
93.1      
95.3      
97.6      
100      
102      
105      
107      
110      
113      
115      
118      
121    
124    
127    
130    
133    
137    
140    
143      
147      
150      
154      
158      
162      
165      
169      
174      
178      
182      
187      
191      
196      
200    
205    
210    
215    
221    
226    
232    
237    
243      
249      
255      
261      
267      
274      
280      
287      
294      
301      
309      
316      
324      
332      
340      
348      
357    
365    
374    
383    
392    
402      
412      
422      
432      
442      
453      
464      
475      
487      
499      
511      
523      
536      
549      
562      
576      
590      
604      
619      
634      
649      
665      
681      
698      
715        
732        

E96系列では、ちょっと粒度が細かすぎる気もするが、OランクであってもBLランクであっても、それぞれ29個に分類され数学的には気持ちが良い。

だた、基準値のきりが悪いので、正直使いやすいかどうかは微妙なのも事実である。

まあ、hFEは使用する温度や流す電流で変わってくるので、ココでは深くは考えないことにしよう。

あと、「オメーは2SC1815Oランクを使用しているのか」と聞かれると、「へっへっへ、実はあんまり使ってないんですよ、これが。」となるですよ。





 作成:2018/06/15 18:54:01  (作成
 更新:2018/06/15 20:19:24  (更新