ディオプター(ジオプター)

概要

ディオプター(ジオプター)はレンズの屈折力の単位で、焦点距離(メートル)の逆数になります。カメラのレンズでは、クローズアップレンズで「No.1」とか「No.3」とかの商品名がつけられています。

ディオプター(ジオプター)について

クローズアップレンズの多くは、「No.1」とか「No.2」とか「No.10」等の名前がついています。このNoですが、各社が適当に番号を割り振っているのではなく、ディオプター/ジオプターの値を番号としているようです。

そもそも「ディオプター」や「ジオプター」は、正式には「ディオプトリ」と言い、レンズの屈折力の単位です。この求め方は、焦点距離をメートルで表したものの逆数と定義されています。

そのため(例外はあるかもしれませんが)・・・。
A社のクローズアップレンズのNo1とB社のクローズアップレンズのNo1は、それぞれ同じ屈折率を持つことになります。

なお、クローズアップレンズ関連ではディオプトリよりディオプターの方が一般的のようなので、ここではディオプターで記載します。(眼科、メガネ屋、レンズ設計者?ではディオプトリの方が一般的かもしれません)

さて、焦点距離の観点では、クローズアップレンズも老眼鏡のレンズも虫眼鏡のレンズもカメラのレンズも、凸レンズであるという意味では同じです。

というわけで、カメラのレンズとディオプターとの対応表をつくりました。

表では、カメラのミリ表現の焦点距離、これをメートル換算したもの、これに対応するディオプターの3欄構成にしています。(実際には、メートル変換しなくても1000を焦点距離でわればディオプターがもとめられます。
ちなみにクローズアップレンズのNo1は、カメラのレンズに換算すると1000ミリに相当します。同様にNo2は500mm、No3は333ミリ、No5は200ミリ、No10は50ミリになります。

なお背景がグレーの行は、ディオプター値の参考として入れているもので、実際にこの焦点距離のレンズは市販されていないようです。


焦点距離とディオプターの対応
焦点距離(mm)焦点距離(m)ディオプター備考
14 0.014 71.4  
20 0.020 50.0  
24 0.024 41.7  
28 0.028 35.7  
30 0.030 33.3  
35 0.035 28.6  
40 0.040 25.0  
45 0.045 22.2  
50 0.050 20.0  
55 0.055 18.2  
58 0.058 17.2  
60 0.060 16.7  
70 0.070 14.3  
85 0.085 11.8  
90 0.090 11.1  
100 0.100 10.0  
105 0.105 9.52  
111 0.111 9.00 一般的な焦点距離ではない
125 0.125 8.00
135 0.135 7.41  
143 0.143 7.00 一般的な焦点距離ではない
167 0.167 6.00 一般的な焦点距離ではない
180 0.180 5.56  
200 0.200 5.00  
250 0.250 4.00
300 0.300 3.33  
333 0.333 3.00 一般的な焦点距離ではない
400 0.400 2.50  
500 0.500 2.00  
600 0.600 1.67  
800 0.800 1.25  
1000 1.000 1.00
2000 2.000 0.50

 


クローズアップレンズのNo1とNo1を2つ重ねるとNo2と相当になります。同じくNo1とNo2を重ねるとNo3相当になります。レンズを重ねる場合、ディオプターの足し算で計算できるところがデジベルみたいで面白いです。(と言っても笑うような話ではないですが・・・)

なおレンズを重ねると収差が増大しますので、普通に考えるとレンズはあまり重ねない方がよいです。

話はそれますが、これをレンズの焦点距離で考えると、800ミリの望遠レンズに800ミリの望遠レンズをつけると、400ミリの望遠レンズ(焦点距離は短くなる)になることを意味しますね。億単位の宝くじが大当たりしたら、是非ともコレやってみたいです。





 作成:2018/03/13 13:14:49  (作成
 更新:2018/04/01 19:35:14  (更新