JIS Z 9101の安全色彩

概要

JIS Z 9101の安全色彩についてまとめました。

JIS安全色彩について

安全を確保するために「JIS Z 9101:2005(安全色及び安全標識−産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則) 」で決めた色があります。 これは国内において安全標識安全表示などに使用されている重要不可欠な色及び色材を加え,安全色を使用するときの具体的な事項を示したものだそうです。

具体的には、黄赤(オレンジ)・赤紫のそれぞれの色の用途を定めているようです。また、色だけでなく、色材(標識とか信号とか)によっても使用できる色が規定されているようです。

確かに、「止まれ」標識の赤は、どこに行っても同じような赤色です。同様に信号の赤も(電球とLEDの差はありますが)似たような赤で極端な違いはありません。これらは、この規格に沿っているからでしょう。

また信号で、「青信号」って言いますが、実際は緑ですね。信号の緑の意味もこの規格に記載されていました。なお、純粋な青色の「青信号」ですが、飛行場で飛行機の誘導用の信号として見れます。

 

JIS安全色彩

JIS安全色彩
分類表示色材意味使用例
安全色
 
A 防火 消火器,非常用電話などを示す防火標識,同様の防火警標,配管系識別,の消火表示
防火設備の位置を表示する安全マーキング
消火器,消火栓,消火バケツ,火災報知器の塗色
禁止 禁煙,立入禁止などの禁止標識,同様の禁止警標
禁止の位置を表示する安全マーキング(立入禁止のバリケード)
禁止信号旗(海水浴場,スケート場)
停止 緊急停止のボタン
停止信号旗
B 防火 消化器、消火栓、火災報知器その他の消防用具などの所在を示す色光
停止 信号の「停止」
危険 道路工事中の赤ランプ,一般車両の前方・後方に積載物がはみ出している場合に用いる端につ(吊) るす赤ランプ,火薬などの危険物搭載車両の夜間標識,坑内列車の尾灯,坑内の危険のおそれがある 箇所に用いる赤色電灯,テレビジョン塔及びその他航空障害物の障害灯
緊急 緊急自動車の使用する赤色灯,緊急停止ボタンの所在を示す色光,緊急事態を通報し又は救助を求めるための発光信号
黄赤
 
A 危険 スイッチボックスの内ふた(蓋)、機械の安全カバーの内面
A 明示 救命いかだ、救命具、救命ブイ、水路標識、船舶けい(繋)留ブイ
飛行場救急車、燃料車
 
A 警告 高電圧危険,爆発物注意などの警告標識,火薬及び発破,感電注意などの警告警標,配管系識別の警告表示
危険位置を表示する安全マーキング,火薬類,劇薬類容器のマーキング
クレーン,構内車両のバンパ,低いはり,衝突のおそれがある柱,床上の突出物,床面の端,ピットの縁,ホッパの周囲及び階段の踏面の縁,つ(吊)り足場,電線の防護具
踏切諸施設の踏切注意さく,踏切遮断機,踏切警報機
明示 駅舎,改札口,ホームなどの出口表示
B 注意 信号の「注意」
 
A 安全状態 安全旗及び安全指導標識
労働衛生旗及び衛生指導標識
保護具箱(ケース),担架,救急箱,救護室の位置及び方向を示す標識並びに警標
非常口の位置及び方向を示す標識,広域避難場所標識
鉱山の回避所,坑口,特免区域の位置及び方向を示す警標
安全状態を表示する安全マーキング
進行 進行信号旗
B 安全状態 鉱山の回避所を示す緑色電灯,非常口を示す色光
進行 信号の「進行」
 
A 指示 保護めがね着用,修理中などを示す指示標識
指示を表示する安全マーキング
誘導 駐車場の位置及び方向を示す透過色光による誘導標識
赤紫
 
A 放射能 放射能標識,放射能警標
放射能に関係するマーキング
比較色
 
A 通路 通路の区画線及び方向線並びに誘導標識
汎用 安全標識,警標などの地色,図記号
安全マーキング
 
 
A 汎用 安全標識,警標の図記号,警告標識,警告警標の帯状三角形
補助標識の文字,境界線
安全マーキング

色材区分

色材区分
色材種別対象備考
A 一般材料,蛍光材料,再帰性反射体,透過色光  
B 信号灯  

色材別の安全色及び対比色の種類

色材別の安全色及び対比色の種類
色材安全色対比色備考
一般材料 赤,黄赤,黄,緑,青,赤紫 白,黒  
蛍光材料 赤,黄赤,黄,緑,青,赤紫  
再帰性反射体 赤,黄赤,黄,緑,青  
透過色光 赤,黄赤,黄,緑,青,赤紫 白,黒  
信号灯 赤,黄,緑,青  




 作成:2018/03/19 22:55:20  (作成
 更新:2018/04/01 19:35:14  (更新