2SC1815

概要

2SC1815は、東芝のシリコンNPN型トランジスタ。2SA1015とコンプリメンタリになる。データシートでは低周波電圧増幅や励振段増幅用と記載されているが、電子工作では汎用的に使用されている。VCEO:50V、IC:150mA、PC:400mW、hFE:70~700。hFEランク分けによりO/Y/GR/BLがある。

ギャラリー

VCE-ICグラフ

hFE-ICグラフ

VCE-ICグラフ

VBE-ICグラフ

IB-VBEグラフ

fT-ICグラフ

hパラメタ-ICグラフ

hパラメタ-VCEグラフ

PC-Taグラフ

2SC1815について

2SC1815は東芝が製造していた低周波電圧増幅や低周波電力増幅に使用される汎用トランジスタである。また、短波帯でのプリアンプ等の使用例も多い。

VHFでもなんとか動くようで、昔はFMワイアレスマイクの自作記事も多くあった

コレクタ・エミッタ間電圧は50V程度あり、趣味で使用する分には問題ないであろう。

ただし、コレクタ損失が0.4Wなので単独でスピーカーを駆動するには向いていない。まあヘッドホンアンプ程度であれば十分使用できると思う。それでもヘッドホンをガンガン鳴らすような使い方はちょっと心配である。

直流電流増幅率は、Oランクで70~140、Yランクで120~240、GRランクで200~400、BLランクで350~700 である

コンプリメンタリは2SA1015になる

非常に残念ではあるが、東芝純正品は生産中止になってしまった。ただ市場にはある程度在庫が残っているようだが、長い目で見ればいずれ入手困難になることは間違いない。

なお、秋月などでサードパーティー製品も販売しているので、2SC1815そのものが急に使用できなくなることはなさそうである。

用途

  • 低周波電圧増幅用
  • 励振段増幅用

特徴

  • 高耐圧でしかも電流容量が大きい。
    VCEO=50V(最小), IC=150mA(最大)
  • 直流電流増幅率の電流依存性が優れている。
    hFE:100 (標準) (VCE=6V, IC=150 mA)
    hFE (IC=0.1mA)/hFE(IC=2mA)=0.95(標準)
  • 10W用アンプのドライバおよび一般スイッチング用に適している。
  • 低雑音。NF=1dB(標準) (f=1kHz)
  • 2SA1015とコンプリメンタリになる。(O,Y,GR クラス)

2SC1815の最大定格

最大定格
項目 記号 単位 定格
コレクタ・ベース間電圧 VCBO V 60
コレクタ・エミッタ間電圧 VCEO V 50
エミッタ・ベース間電圧 VEBO V 5
コレクタ電流 IC A 0.15
ベース電流 IB A 0.05
コレクタ損失 PC W 0.4
接合温度 Tj 125

2SC1815の電気的特性

電気的特性
項目 記号 測定条件 単位 定格
最小 標準 最大
コレクタしゃ断電流 ICBO VCB=60V, IE=0 μA 0.1
エミッタしゃ断電流 IEBO VEB=5V, IC=0 μA 0.1
直流電流増幅率 hFE VCE=6V, IC=2 mA 70 700
直流電流増幅率 hFE VCE=6V, IC=150 mA 25 100
コレクタ・エミッタ間飽和電圧 VCE(sat) IC=100mA, IB10 mA V 0.1 0.25
ベース・エミッタ間飽和電圧 VBE(sat) IC=100 mA, IB=10 mA V 1.0
トランジション周波数 fT VCE=10V, IC=1mA MHz 80
コレクタ出力容量 Cob VCB=10V, IE=0, f=1MHz pF 2.0 3.5
ベース拡がり抵抗 rbb' VCE 10=V, IE=-1mA, f=30MHz Ω 50
雑音指数 NF VCE=6V, IC=0.1mA, f=1kHz, RG=10k dB 1 10

2SC1815のhFEランク

hFE分類
識別記号 定格
O 70~140
Y 120~240
GR 200~400
BL 350~700
  • VCE-ICグラフ
  • hFE-ICグラフ
  • VCE-ICグラフ
  • VBE-ICグラフ
  • IB-VBEグラフ
  • fT-ICグラフ
  • hパラメタ-ICグラフ
  • hパラメタ-VCEグラフ
  • PC-Taグラフ




 作成:2018/03/17 15:51:13  (作成
 更新:2018/06/08 16:45:52  (更新